闇と月


「確かに、仁君の家なら幸もいるし料理人もいるから安心かもね。」

「あぁ、確かにな。」

ゆうも、そうも仁の家ならって言ってるし病院いるのも嫌だし仕方ない…

『わかった…仁の家行く。』

「決まりだな。」

とんとん拍子に私の退院後が決まっていった。

でも急に仁の家になんて悟くんや朱音さんに迷惑じゃないかな…

退院の手続きをするとかでそうとゆうが病室から出て行った。

「柚華、俺ん家来た事あるんだろ?てことはもしかして、お袋達お前の事知ってるのか?」

『悟君と朱音さん...?』

知ってるも何も昔遊びに行った時女の子欲しかったって言って洋服沢山買ってくれたり、遊んでくれたからびっくりしたのを覚えている。

親に洋服などを買って貰ったり一緒に遊んでくれた記憶なんてなかったからなんでこんな私に優しくしてくれるのかすごく不思議だったのだ。


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