闇と月
遠くからツインズのお邪魔しますという声が聞こえてきた。
渉達も到着したのだろう。
「「「「「お疲れ様です。」」」」」
槐の間へ皆が到着した瞬間珍しく声を揃え、頭を下げて挨拶をしていた。
一瞬何事かと思ったがそう言えば先に飲み始めているこの人達は月光の先代であることをおもいだした。
「これで全員揃ったな〜。よし、柚ちゃんの退院祝いといこう!!」
「お前ら、今日は無礼講だ!!飲め飲め〜!」
こー君はいいとして、シロのこの発言はいいのだろうか。
紛いなりにもシロは私達の担任なのに…
「それでは、柚華ちゃんの退院を祝いまして乾杯!!」
「「「「「「「「カンパーイ!!」」」」」」」」
『乾杯。』
ゆう野音頭で改めてみんなで乾杯し私の退院祝いという名目で宴会が始まった。
もちろん、私はあまり飲みたく無かったのだが楽しみ最初の1杯くらいは飲めとシロのお達しで1杯目はレゲパンで乾杯した。