闇と月


総長室を出て幹部部屋へ私も向かった。

幹部部屋に入った瞬間、

「あ、柚〜!!おはよぉ〜。待ってたんだから!」

なんて勇太に言われたがとりあえず無視ししよう。

そしたら康太には待ってたんだからとか言いながら抱きつかれた。

『ちょっと離して、寝ればとか行ってきたの勇太たちでしょ。』

そう引き剥がそうとしていたら急に康太が離れた。

その理由はすぐにわかった…

仁が鬼のような形相で康太を引き剥がし私の肩を抱き寄せ言った。

「こいつ、今日から月姫だから。」

『はぁ?私なるとか言ってないから。』

「だから決定権お前にねーって言っただろ。」

ありえない…こんな俺様みたいなやつ。

だいたい私皆に守って貰えるような綺麗な人間じゃない。

私は醜い人間だから。

月光のやつらに守ってもらう資格なんてほんの少しもない。

『だいたい私、月光にとって大切な存在でも総長の彼女でもなんでもないんだけど?そんなやつ月姫にして他の仲間たちから絶対反感かうから。』
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