闇と月


「っつう事だから今日から月姫な。」

私は月姫になってしまった…のか?

その日の夜私はいつも通りなかなか寝れないでいた。

仁の部屋で寝たせいでもあるだろう。

私は仁達いや月光の皆に隠し事が多すぎる。

私の色についてや、

あの日のことについて。

そして私の大切なあの人について…

彼らは何も知らない。

きっと知ったら私を捨てる…

そんなこととっくに覚悟してたしとっとと月光から出ていくつもりだったのに、あの懐かしく居心地のいいところにもう少し、もう少しと考えているうちにいつの間にか月姫になってしまった。

でも、弱い私は抜け出すこともできない。

そんなことを考えながらいつの間にか眠りについていた。


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