闇と月


そんなことを思いながらまたもう1本タバコを吸おうと箱を覗いたが、さっきのがラスト1本だったらしくもう空だった。

それを見ていたのであろう仁は、

「柚華もう今日はそれ以上吸うな、止めとけ買うのもなしだ。」

『はぁ?別にいいでしょ。仁には関係ないから。』

「関係ある。お前は月姫だからな。それと今夜メンバーに紹介すっから。」

そんな急に?

ついでみたいに言いやがって…

「じゃあお酒とか食べ物沢山用意して歓迎会しないとだね!!」

なんて呑気に勇太康太ツインズが話し合っている。

ほんとに月姫になるならシロと保護者に連絡しないとだ…

面倒臭い…

でも、報告する前に知られたらもっと面倒臭いことになる。


< 34 / 152 >

この作品をシェア

pagetop