闇と月
そんなことを思いながらまたもう1本タバコを吸おうと箱を覗いたが、さっきのがラスト1本だったらしくもう空だった。
それを見ていたのであろう仁は、
「柚華もう今日はそれ以上吸うな、止めとけ買うのもなしだ。」
『はぁ?別にいいでしょ。仁には関係ないから。』
「関係ある。お前は月姫だからな。それと今夜メンバーに紹介すっから。」
そんな急に?
ついでみたいに言いやがって…
「じゃあお酒とか食べ物沢山用意して歓迎会しないとだね!!」
なんて呑気に勇太康太ツインズが話し合っている。
ほんとに月姫になるならシロと保護者に連絡しないとだ…
面倒臭い…
でも、報告する前に知られたらもっと面倒臭いことになる。