闇と月


その偶にする何も移していないような目も気になるが、

柚華は今まで見たことの無いタイプの女だ。

それに俺らを怖がったりもしない。

普通は怖がるか媚び売るかのどっちかなのにな。

俺が笑ったのが珍しいのか幹部の奴らはニヤニヤしながら''笑った''とか声を揃えて言っていた。

それからいつも通り俺は適当に過ごしていた。

『私いい加減そろそろ帰りたいんだけど…』

pm8:00

本当なのか分からないが門限らしい。

門限なのかと聞いた勇太を特に否定もしなかったし。

ただ帰りたかっただけなのもあるのだろう。


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