闇と月
私は両親の愛なんて知らない。
私の醜い色のせいだ…
両親は私なんていないかのように過ごしている。
蓮にぃは両親に愛されていた。
頭脳明晰で運動もできるし顔もかっこいい。
両親は私の事を見てくれないが、愛してくれないが、それでも私には蓮にぃがいたから大丈夫だった。
ご飯も私の分がいつもないから蓮にぃが買ってきてくれたり、作ってくれたりしてくれた。
月光の倉庫にも連れて行ってくれてこーくんや、シロ達が遊んでくれた。
こーくんは、兄とも特に仲が良かったのでよく遊びに連れて行ってくれた。
こーくんは、多分私の初恋だった。
7歳離れている兄は私にとって親みたいな存在だった。
こーくん達は、兄みたいな存在だった。