闇と月
今倉庫に私はいる。
なぜ倉庫にいるかって?
私が1番聞きたい。
月虹って最初聞いた時動揺したが一瞬だけだったのできっと向こうは気づいてないだろう。
私はここに二度と来たくなかった…
「ねえ、僕の話聞いてるー?おーい」
ピンク髪の男が私の顔の前で手を降ってる。
全く聞いてなかった…
「聞いてなかったでしょ。自己紹介しようって言ってたの!! 先ずは僕からね、峰勇太、月虹の幹部やってるよー!!勇太でいいよー。」
ピンク髪にかわいい系の顔をいていた。
「次俺ね!! 峰康太、勇太と双子でで同じく幹部やってまーす!!俺も康太で!」
髪が青いこと以外顔が勇太にそっくり。
一卵性双生児なのだろう。
さっき教室にこの人いなかったような…
他クラスとか学年違うとか?
顔も気持ち他より幼いような気がするし。
「次は俺ですね!! 月山翔、皆さんと同じく幹部です。仁さんたちと違って1年生です!翔と呼んで下さい‼︎」
王道イケメンのオレンジ頭くん。
「では次は俺で、北爪渉月虹の副総長をしてます。呼び方は、渉でいいですよ。」
「鬼怒﨑仁、総長だ。仁でいい。」
副総長の渉大人しめって感じでインテリって感じ。
総長の仁は切れ長な目に薄い唇でかっこいいより綺麗って言葉が正しいかも。
それにしても、鬼怒崎って苗字聞いたことあるような…
珍しいし、忘れなそうなのに…
「最後は柚香ちゃんねー!」
はぁ〜名前…言いたくない。
でもどーせすぐバレるよね学校同じだし。
『 私の名前は遠山柚華、私は宜しくしたくないから帰っていい? 』
名前を言った時一瞬だがみんなが驚いたような顔をした。でもさすが幹部だけあって一瞬だけど。
「えっと、柚華ちゃんってなんか距離ある気もするし今日から柚ね!」
私の帰りたいはスルーかよ。
「ククッ…お前面白いな」
ずっと黙っていた仁が笑いながらそう言ってきた。
「「「「「仁(仁さん)が笑った。」」」」」
そんな珍しいことなのか笑うのが声揃えて驚いてる。
「お前ら、黙れや」
総長のすわれの少し低い殺気の含まれた声に皆ニヤニヤしながらも黙った。