【本編完結】夢から覚めたら、高校生に戻ってた!?  33歳三十路女の人生やり直しストーリー!


ーーー、、、朝


『んー、まだ眠い〜』

まだ5時位か

ん?!

今日雄星と待ち合わせじゃなかったか!?

ってか今は、、、

ガバッと起き上がり周りを見れば
実家の自分の部屋

高校生のままだ!

なら、昨日のは夢じゃない!

あのキスも

抱きしめ合ったのも

また付き合いだしたのも

こうしちゃいられない準備しなきゃ!

洗顔したり
ご飯食べたりを慌ててする私

2階に戻り制服に着替える

6月後半の今はすでに夏服だ

セーラー服の夏服
結構可愛くて好きなデザインだったから
第二志望緑川女子にしたんだっけ

姿見で変なところがないか確認をして

あ、学校の準備してないや。
と、慌ててカバンに教科書を詰め込んだ(笑)

そんなこんなしてると
もう出なきゃな時間!

慌ててカバンとスポーツバックを持ち

『行ってきます〜っ』

っと言い残して家を出た

早く会いたくて
走る自分

横断歩道を渡り
バス停が見えて来たとき

『空!』と声が聞こえて
走っていたのを止めた

『ーっと!』

振り返れば、脇道?みたいなとこから雄星が出てきて
こっちこっちと手招きする

私は雄星の所へ行き

『おはよう!ごめん!待たせた?!遅刻?!』

待たせてしまったのかと慌てている私

『おはよ!いや、遅刻じゃないから、落ち着け?(笑)まだ6時前だから、むしろ早い位』

『待たせちゃいけないと思って走って来たっ』

なかなか落ち着かない私に雄星がグイッと抱き寄せて
チュッとキスをしてきた

『?!!』

驚きのあまり慌てていたのも忘れる私

『落ち着いた?(笑)』

『いや、別な意味で落ち着いてないから!なんで朝からキ、、っ』

またキスされた

『まぁ落ち着けって、ここは暗くて誰も気づかないから』

『そんなのありっ?!』

『俺は昨日わかれて帰ってからずっと会いたかったんだけど?それに時間あんまないのに空が慌ててるからさ、落ち着かせようと思ってさ?効いたろ?(笑)』

ニカッといたずらっ子のように笑う雄星
その笑顔反則過ぎる

だからちょっと背伸びしてチュッと私からキスしてみた

心は三十路!!
あんまりからかうなよっ!フフンッ

『ーっ?!』

明らかに雄星がどうようして
顔を隠した

『仕返しっ!(笑)』

『お前なぁっ!!不意打ちはせこいだろっ?』

雄星は顔を隠したまま言ってくる

『昨日も今日も、先に不意打ちしてきたのは雄星でしょー?』

心ん中は三十路だから
今までの経験値が違うんだよーだ!(笑)

『学校行きたくねぇ〜っ。このまま空と家戻りたい』

なっ!?

家に戻って何する気よ!?
高二ってもう、その段階来るの?!

『何それっ。どういう意味?』

『空と離れたくない。』

可愛過ぎか雄星!!

またキスするぞこのやろう!?

『私だって離れたくないよ?』

『空が気持ちストレートに言ってくると調子狂う位、可愛い』

『なっ、、、』

そんな言われたら
なんか恥ずかしいじゃんかっ!

そんなこんなでバスが来てしまいバスに乗ると

『雄星!』と雄星は友達に呼ばれてしまい
名残惜しそうに友達のもとへと行ってしまった

あれは、、天野?
確か雄星と同じ水泳部だったよね?
天野も確か進学校に行ったはず

どこだっけと思いながら開いた席に座った

今日の朝練前は質問攻めだろうな(苦笑)

にしても朝の待ち合わせ
良かったな少しでも話せて

慌て過ぎて、不意打ちキスされたけど
仕返ししたし
焦る雄星可愛かったな

こんな感じで良いのかな?

ストレートに気持ち伝えてって

キスはやり過ぎ?

高二ってどのレベルまで良いの?
みんなどこまでいってるんやろ?

そんな事を考えていたら
あっという間に降りるバス停
チラッと雄星を見てから、こっそり手を振って
バスを降りた

そして私は学校へと向かう

すると携帯が震えた

雄星だ!

《朝練頑張れよ!
あと、あんま授業中寝るなよ〜?(笑)》

《ありがと!
雄星も、自主学習時間?頑張って!!
あと、今日朝会えて嬉しかったよ!》

そう送って
私は部室へと向かった

もちろん部室は誰もいない

私は制服から練習着に着替える

そして宿題をする(笑)
それが私の日課

でもちょっと勉強頑張ろうかなっと思った
大人になってから
もうちょっと勉強しとくんだったと後悔したから。

まず授業中寝るのを耐えよう(苦笑)


練習が始まるのは7時半からだ。

すると、
ガチャっと部室のドアが開いた
莉緒だ

『莉緒おはよ〜』

『あ、空おはよ〜相変わらず早いね』

『もはや、習慣だからねぇ』

『ねねっ、昨日どうなった!?』

『また付き合う事になったよ?』

何これ恥ずかしいっ。

『やっぱり!?良かったじゃーん!』
ベシベシッと背中を叩かれる

そのやりとりは他のメンバーが来てからも続いた

やれどっちから!?だの

どうゆう流れで!?だの

大騒ぎだった(笑)


でもみんな自分の事のように喜んでくれて
なんだか嬉しかった

その後の朝練が調子良かったのは
言うまでもない

教室に行ってからも
なおもいじられた。(笑)



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