【本編完結】夢から覚めたら、高校生に戻ってた!? 33歳三十路女の人生やり直しストーリー!
朝の待ち合わせ
〜雄星視点〜
朝の空との待ち合わせの為
少し早めに家を出た
バス停手前の脇道のような広場のような場所で
空を待つ事にした
ちょっとすると
猛ダッシュで走って来る空が見えた(笑)
通り過ぎそうな勢いだったから
『空!』
と声をかけた
『ーっと!』
空が立ち止まる
そして俺は手招きをして空をこっちに誘った
『おはよう!ごめん!待たせた?!遅刻?!』
めっちゃ焦りつつ申し訳なさそうな顔をしている
慌てすぎだろ(笑)
『おはよ!いや、遅刻じゃないから、落ち着け?(笑)
まだ6時前だから、むしろ早い位』
『待たせちゃいけないと思って走って来たっ』
まだ慌ててるし
どんだけそそっかしいんだよ(笑)
あまりにも慌ててテンパってるもんだから
俺の方を見てほしくて
グイッと引っ張って
チュッとキスをしてみた
『?!!』
ガバッと空が俺を見る
やっとかよ(笑)
『落ち着いた?(笑)』
『いや、別な意味で落ち着いてないから!なんで朝からキ、、っ』
もう一度キスしてみた
本当朝からガッツ気過ぎな俺!
『俺は昨日わかれて帰ってからずっと会いたかったんだけど?それに時間あんまないのに空が慌ててるからさ、落ち着かせようと思ってさ?効いたろ?(笑)』
そう言った後笑ってみたけど
更にその後
チュッとキスされた!?
『ーっ?!』
ちょ、空からキスとか初めてなんだけど?!
かなり慌ててテンパる俺
『仕返しっ!(笑)』
ちょっと照れくさそうにプイッとする空
可愛過ぎかよ?!
『お前なぁっ!!不意打ちはせこいだろっ?』
嬉し過ぎて恥ずかしくてテンパリ過ぎて顔を隠したまま言った
なんなんだイキナリ?!
『昨日も今日も、先に不意打ちしてきたのは雄星でしょー?』
からかいながら空が言う
だぁっ
そうなんだけど、俺からすんのと
空からされるのとじゃ全然違う
『学校行きたくねぇ〜っ。このまま空と家戻りたい』
これはかなり素直な気持ちだ。
一緒に居たくてたまらない
このまま離れたくない
『何それっ。どういう意味?』
聞くなよ(苦笑)
絶対何も分かってないやつだな〜
男心がわかってない!
『空が気持ちストレートに言ってくると調子狂う位、可愛い』
『なっ、、、』
今度は空がテンパり始めた
俺たち何やってんだ朝っぱらから(笑)
その後は他愛もない話をして過ごして
バスが来たのでバスに向かった
バスに乗ると
『雄星!』と、後ろから呼ばれた
陽太だ。
天野 陽太 中学時代から部活が一緒のやつだ
本当は、空と居たかったけど
地元では恥ずかしいよな
と、陽太の所に行く
チラッと空を見て、ゴメンな!と目で合図する
空はニコッと笑って前の席に座った
『なぁなぁ、三浦となんかあったん?』
『あぁ、昨日再会して、また付き合う事になった』
『マジで?!再会してってどこで?』
『俺の高校に、練習試合に昨日来ててさ、その帰りにな。まぁ前々から知ってて、試合見てたし、帰る時は、バスケ部の友達が教えてくれてな?』
『めっちゃ計画的じゃん(笑)まぁ、三浦が雄星の事まだ好きなのはわかってたけどなぁ?』
ニヤニヤとしながら小突いてくる陽太
『空が俺の事まだ好きってわかってたって、どゆこと?』
俺はなんで陽太が知ってて俺が知らなかった事に少なからず嫉妬を覚えた
『怒るなよ〜(笑)いや、だってバス乗る度、三浦、お前の事見てたし。丸わかりだったって!』
空がバス乗る度に俺を見てたなんて
知らなかった
もっと早く知りたかった
『じゃぁお先〜今度は別れるなよ〜?』
『あぁ、そのつもり!』
そして次のバス停で空は降りる時、俺の方を向いて笑顔を見せてた
俺も笑顔を見せた
空が降りてから、俺はメールを打った
《朝練頑張れよ!
あと、あんま授業中寝るなよ〜?(笑)》
絶対寝るだろうけど(笑)
《ありがと!
雄星も自主学習時間?頑張って!!
あと、今日朝会えて嬉しかったよ!》
またストレートに気持ち伝えてくる
なんなんだ今日の空は、可愛過ぎか!
俺はメールを見つめたまま照れていた
学校に着いてからは
翔太と竜馬が速攻で俺んとこ来て
『『で?!』』
と、ハモっていた(笑)
『付き合う事になった』
翔太が
『良かったじゃん!』とニヤニヤしながら言ってくる
竜馬は
『そこ、詳しく!!』とこっちもニヤニヤしている
俺はこの日
幾度となく友達に
質問攻めにあったのだった
空もそうなのかな?とか思いながら、、、、ー。