【本編完結】夢から覚めたら、高校生に戻ってた!?  33歳三十路女の人生やり直しストーリー!


〜雄星視点〜


時は過ぎて
クリスマスーーー、、、。



事の発端は母さんの一言だ


俺が空と出かける約束をしていると言うと


『あら、空チャンと?

なら、ウチに呼んだら良いじゃなぁ〜ぃ♪』


『!?空チャン!?

会いたい〜!!』

と姉ちゃん


『ね、お父さんもそう思うでしょ〜?』

『まぁ、空チャンなら歓迎だな』


と、言うもんで
空を我が家に呼ぶ流れになってしまい


待ち合わせ場所に向かえば
そこにはモコモコに着込んだ空がいた

なんだなんだ!?
モコモコしててフワフワしてて
可愛過ぎんだけど!?


『空!!』

『雄星!』


そうして俺はもろもろの事情を話した

『え!?

雄星の家のクリスマス会に私が!?』

『空が嫌じゃなければ、、だけど』

『嫌、、ではないけど、
行って良いの!?』

と、歩きながら言う

『あぁ、
俺の家族、空歓迎モード入ってるから(笑)』




そんなこんなで
我が家のクリスマス会に空が来た訳だが


母さんは相変わらずだわ

姉ちゃんは酔っ払ってるしで

空があたふたしてる


それでも、俺の家族の中に空がいるって
何か良いなぁとも思うが

そろそろ2人にもなりたい訳で


『空、ちょっと上行くか?』

と、空と2人で
俺の部屋に行く


『部屋に来て良かったの?』

『あぁ、じゃなきゃ
姉ちゃんがうるさいし

空と2人きりになれないままだし』

せっかくのクリスマスデートは
なしになったしな


『お姉さん大丈夫かな?結構飲んでたけど、、』

空が心配そうに言う

『あ〜大丈夫大丈夫!
いつもの事だから!
それより、、、』


空をギュッと抱きしめた

『メリークリスマス。

ごめんな?急遽俺ん家来てもらって』

本当はデートだったのに

『メリークリスマス。

ううん、私呼ばれて良かったの?』

『言ったろ?

ウチは家族公認だって(笑)』

それでも不安気な空

『それは、そうだけど、、、っん?!』

キスをしてみた

『あぁやっと空にキス出来た!

しばらく会えてなかったからさ!』


『お互い試合とかで忙しかったもんね』

そう夏以来
試合ばかりでなかなか会えてなかったんだよな
めっちゃ会いたい気持ちが強くなってくんだよな


『空は特にだろ?

強化合宿やらなんやらと

春高行くんだろ?おめでとう!』

そう、空達、緑川女子は先輩達の無念を晴らし
春高行きを決めたんだ

俺も試合見に行ったんだけど
空の活躍ヤバかった

普段可愛いんだけど

コート上のキャプテンである空の姿は
カッコよくて眩しかった

勝った後
先輩達と泣いてたもんなぁ


『これからまだまだ
忙しくなるから、
会えなくなると思う
あ、でも西野には練習試合で行くかな!』


『試合で来るからなかなか
会えないもんなぁ〜
俺バスケ部なら良かったのかな(笑)』

そしたら空を間近で見れたのになぁ


『雄星も強化合宿行ってたじゃん!

お互い忙しくなるね
頑張ろうね!』


そう俺も強化合宿やらなんやらで
忙しかったんだ

思いのほかタイムが伸びて調子良くて


『あぁ、俺も頑張るよ

ってあ!』

『うん?』

空が俺を見上げる

くっ可愛過ぎる


『クリスマスプレゼント!

たいしたものじゃないんだけどさ』

と、渡した箱


『開けても良い?』

『うん』

空がリボンをほどいて
箱を開ける

『ネックレス?』

『実は色違いで俺のもあるんだ
ほら』

と、首元につけてあるネックレスを見せる

空はピンクゴールド
俺のはシルバー

いつか薬指にちゃんとしたのはめるからな?


『この日って、、、』

空が指輪の裏面に彫られてある数字に気づいた

『俺らが一番最初に付き合った日とイニシャル入れてもらったんだ』

『覚えてたんだね』

『忘れるかよ(笑)』

だってめちゃくちゃ嬉しかった日だからな!

『ありがとう。大事にするね』


『つけてあげるよ』

そう言って、空の首元にネックレスをつける

やべー恥ずかしいかも!

『フフッお揃いだ』

そう笑う空が可愛い

『離れてても、会えなくても
俺が空を好きな事は変わらないから』

『私も雄星がずっと好きだよ』

と言って空が抱きついてきた

『っと!イキナリかよ〜』

そっと抱きしめ返す



『あ、私からは、ブレスレットなんだけど、、

お揃いの、、、』

おずおずと
空がプレゼントの包みを渡して来た

開けてみれば

3連?に絡み合うようになった皮のブレスレット
俺のは黒・白・茶色
なんだかオシャレでカッコいい


空の腕を見ると
赤・白・茶色の組み合わせ

恥ずかしそうにしている空が可愛い

『どっちもお揃いだな!

てかブレスレット、カッコいいじゃん!

ありがとな!』


『うん』


恥ずかしくて俯く空の顔を
両手でそっと上にあげて


キスをした



















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