【本編完結】夢から覚めたら、高校生に戻ってた!? 33歳三十路女の人生やり直しストーリー!
私は今かなり驚いている。
なぜかって?
大学から推薦が来たんだよ。
しかもT大から!?
スポーツ推薦ってのが来ました!?
確かにT大バレー部は強豪だ。
そこに私が!?
な、なんで!?
『実は春高前の合宿あたりから目をつけていたんですよ。』
と言ったのはT大の監督
『合宿、、ですか?』
と、ウチの監督で英語の担当教師
『えぇ、三浦さんには、チームをまとめる力がある。
それが例え他校のチームメイトであってもでした。
それは三浦さん個人への信頼が厚い証拠。
そして何より、更に上へと目指す向上心
それに伴ってくる実力
合宿では、三浦さんのスパイカーとしての実力も見れましたからね
ウチには実は今、チームメイトをまとめられる人材が必要でしてね
他の大学から声がかかる前にと
早めに
今回声を掛けさせて頂いた次第です』
『私にそんな力が、、、?』
『充分にありますよ。
あなたがいたから、春高へ進めた
しかも2日目まで残っていた
あなたへのチームメイトの信頼は並なものではない
でないと、あなたへ託されたボールの数
わからないでしょう?
外からみていたら、良くわかりますよ
チームが苦しい時、それを超えてきたのは
三浦さんの一点だった。』
春高を思い出す
あの暑い暑い
オレンジコートを思い出す
『出るんでしょう?
きっとまた春高に。
あなたは常に上を向く選手だから。
その前にインターハイですね。
期待していますよ!
それから推薦の件
前向きにご検討ください』
その後は
先生同士が何か喋っていたけれど
私には聞こえていなかった
T大推薦?
私が??
教室に戻る途中
亜由美に呼び止められた
『呼び出しなんだって?』
『T大にバレー推薦で来ないかって言われた』
『T大!?
凄いじゃん!!
空の実力が認められたって事じゃん!
合宿も呼ばれてたしさ!!
やーさすがウチのエース!!
んでキャプテン!!
誇らしいよ!!』
『私はっ!
みんなが居てくれたから春高も行けたんだと思ってるし!!』
『ほらほら!
空はさぁ、コートではあんなビシッとしてんのに
普段はこれなんだから〜
ウチらをまとめてたんは空でしょう?
それは紛れもない事実で
強化合宿に呼ばれたのも空!!
ウチのエースは凄いって自慢出来んだからね!!』
『エース、、、』
『そ、あんたはウチのエース!!
で、キャプテン!!』
努力が認められたって事?
過去に戻れたから
確かに後悔した事頑張ろうって
言い聞かせて
バレーも頑張ってきた
だからT大から推薦が?
未だに信じられない