【本編完結】夢から覚めたら、高校生に戻ってた!? 33歳三十路女の人生やり直しストーリー!
いくら大学が同じでも
学部が違うから
なかなか一緒にいられない
雄星は法学部だし
私は文学部
どうしたって不安にはなる。
《空ちゃん!》
《青山先輩?》
青山先輩は同じ文学部で
バスケ部の人
《お、今日は彼氏君がいないねぇ
チャンスかな?クスッ》
《何言ってるんですか
今日はたまたまです》
《ふーん?
ねぇ、空ちゃん、彼氏君やめて
俺にしない?
後悔させないからさ》
《無理です!
私は雄星が好きなんで!》
《んーじゃぁ強行突破かな?》
ぐいっ
《えっ?》
チュッ
《ななっ、何する、、んっ、、》
《空チャンが可愛いのが悪い
頑固なとこも
頑張り屋なとこも好き
あと寂しがり屋なとこも》
《ーっ、それでも私は雄星が好きです!》
《今のキス、彼氏君見てたよ?》
《え?!》
ガバッと振り返れば
ビックリしたようで怒りを含めた顔の雄星が
そこにはいた
《雄星、、、》
《空!ちょっとこっち!
先輩!空は渡しませんから!》
グイッと引っ張られて連れて来られたのは
大学の廊下の人気のない場所
そして
グイッ
チュッ
《雄星っ?》
《油断も隙もない》
チュッ
《っは、、んっ》
《キスの上書き》
《ちょっと彼氏君ー?
連れ去るのはずるくない?》
《青山先輩、空は渡しませんから》
《そう?
簡単にキス出来ちゃったけど?》
《もうさせません!》
《いや、俺も諦めないよ?
ぶっちゃけ俺のが空チャンと一緒にいれる時間
長いからね?》
《ーっ!それでも渡しませんから!》
《ふーん?
やってみたら?
俺は俺で攻めまくるから》
そう言って青山先輩は去って行った
《雄星、、、》
《空は渡さねえ》