【本編完結】夢から覚めたら、高校生に戻ってた!?  33歳三十路女の人生やり直しストーリー!

部活が終わった後

部室にて

『なぁなぁ雄星!!もう連絡した?!』

そう聞いてきたのは弘也
弘也も翔太同様さっき一緒に着いて来てくれたやつだ

『まだ。あっちは学校戻ってミーティングって言ってたし』

俺は部活ジャージを羽織りながら答えた

すると横から翔太が

『俺らも部活してたし丁度良い時間なんじゃねーの?』

と言ってきた

『帰りのバスん中で送るつもり。なんて送ろうか決まってないし』

実際本当になんて送ろうか悩んでいる俺
自分から連絡すると言っておきながら情けない

翔太は

『会いたい。で良くね?実際ゆっくり話したりしたいんだろ?』

『まぁそうだけど、、、』

部室から出ながら答える

『ま、バス乗ってちゃんと、考えて送れよ!せっかく連絡先聞けたんだしさ!』


そして
翔太と弘也とわかれて俺はバスに乗った


バスの中でも悶々と考えていた
何て送ろうかと

そんなこんなで窓の外を見ながらボーっとしてた自分

ふと前を見れば
空がいた。

隣にいるのは早坂 莉緒
空と同じ緑川女子バレー部だ

早坂と空は楽しそうに話していて
俺には気付いていない様子

良し!

俺は一言
《後ろみて。》と
ショートメールを空に送った

すると空がおずおずと後ろを見た

目が合った瞬間
空が驚いて慌てて顔をそらして
早坂に何やら相談している

俺と空は降りるバス停が同じだから
話すチャンスじゃね?と思い更にメールで

《バス降りたら少し話せない?》と送った

するとすぐ

《うん!良いよ!》と来た

よっしゃ!!心の中でガッツポーズ!(笑)

良かったバス停同じで。

さて、何から話せば良いんだ?とか色々考えていたら

ピンポーン!

もう降りるバス停だ!

やべー、、、なんて話そ。

そう思いながらバスを降りようとした時
早坂が見えた
えらく笑顔だ。なんなんだ?と思いつつも
じゃ!と挨拶して
俺はバスを降りた

そして
目の前にいる空の肩を叩き

『空。』と声をかける

振り返った空は俺を見つめてボーっとしてる

そんな見られると照れんだけど、、、。

『空、時間平気?っておーい!』

未だボーっとする空に声をかける

『ん!?え!?
あぁごめんごめん大丈夫!』とやっと反応した(笑)

『じゃあさ、青葉小で喋ろ?』

『う、うん!』

相変わらず慌てている空
可愛いな。変わってない。

青葉小の階段を登って行くと校舎が見えてくる

『青葉小変わってねー。懐かしいな?』

『本当懐かしいー。』

俺の足は、体育館の方へ向かう

中学時代付き合ってた頃
青葉小の
体育館裏で2人で良く喋っていた思い出の場所だから

体育館裏についた時
俺が指をさし

『あそこに座るか』と空の方を振り返りながら言う

いつも2人で座ってた場所だ

先に座り
隣に来るように自分の隣を指差して誘った

空はおずおずと俺の隣に座る

『中学の頃みたいだな?』

自然と声が出る

『そうだね〜良くここで喋ってたよねー(笑)』

空が遠くを見ながら笑いながら返事をする

『俺まさか今日、学校で空に会えると思ってなかったから、めちゃくちゃビックリした』

『私も会えるとは、思ってなかったからビックリしたよ』

『空キャプテンになったのな?』

『うん?なんで知ってんの?』

不思議そうな顔の空

『いや、部活仲間がさ、バレー部の子に聞いてて知ってたんだ。今日ウチの高校に来る事も。』

空が焦りだすのがわかった

『だから実は少し試合も見てた(笑)』

更に慌てる空

『え!?いつの間に!?』

『俺らの部活休憩の時に(笑)』

『えーマジか!?負けたし恥ずかしいんだけど、、、』

と、照れつつしょぼくれる空
可愛いなぁ、、、

『負けたかも知れないけど、緑川の皆んなカッコよかったけどな?
空も点決めてたしさ』

『あ、ありがとう』

空が照れてる

『空は変わらないなぁ、、って思いながら見てた。相変わらず声張って、みんなに声かけてんだもん。中学の頃と同じで頑張ってた!』

『ー、、、っ』

空の顔がほんのり赤くなる

中学の時もこんなだったなぁ、、、

『雄星もカッコ良かったよ?中学の時、何回か見に行った時あったけど』

ふいの空の言葉にテンパってしまう俺

『は!?、、、っ。いつの間にっ!?』

見られてたとか初耳!!

『それは、部活終わりだったりとか?やっぱり見たくなるじゃん普段とは違う姿をさ!』

ニヤリとしながら空が言う

あぁもうこれ以上聞いたら恥ずかし過ぎる!っと

俺は空の腕をグイッと引っ張って
自分に引き寄せて

チュッと
キスをした。

もう止められない

想いが溢れ出す、、、。

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