【本編完結】夢から覚めたら、高校生に戻ってた!? 33歳三十路女の人生やり直しストーリー!
学校にて
部活中、ふと隣のコートの
一樹先輩を見ると
私があげたリストバンド着けてる
ダメダメダメ
一樹先輩は、ただの先輩!
今はバレーに集中しなきゃ!
いつも通り
私の打ちやすい場所に、
あずささんからのトスが上がる
それを打ち抜く!!
《ナイスキー空!!》
あずささんとハイタッチ!
もうすぐH大との練習試合がある
合宿では負けたけど
次こそは、、、!
サーブも強化しないと、、、!
今私はジャンプフローターの安定率を
上げる為日々自主練中だ
今日も自主練してこ!
《空ー!今日も自主練?》
同じ一年の沙也加が近づいてくる
《うん!次の練習試合までには仕上げたいから!》
《空マジ、ストイック過ぎ!あんま無理しないでよー?》
《うん、ありがとう沙也加》
《じゃぁお疲れ様!》
《うん、お疲れー!》
そして集中する
コート先に置いたペットボトルへと
ジャンプフローターの安定率が上がれば
相手を崩せる
《空?》
その声にハッとする
振り返れば
《一樹先輩、、、?》
《何、また自主練?》
《あ、うん。練習試合近いし》
《程々にしなよ?
エースの空が倒れたら、それこそチーム崩れるから》
《わかってる、、、》
クラッとする
《っ空?!》
一樹先輩に抱きとめられる
《言わんこっちゃない!ほら、もう上がるよ!》
《うん》
一樹先輩に手伝って貰って
後片付けをして
荷物を持つ
体育館の鍵を掛けると
側には一樹先輩がいた
《また、倒れたら困るからな。
送る。》
《大丈夫ですよーさっきのは
水分不足だから》
《いーから!》
《先輩こそ自主練してるくせに》
《俺は大丈夫。水分ちゃんと取るし》
《あーそうですか。》
《拗ねるなよ(笑)》
最近の私達はこんな感じだ
ほんの最近まで
2週間カップルだったなんて
夢だったかのよう
《次の練習試合は勝つ!》
《おー頑張れ!
確かウチの大学でやるんだよな?》
《うん、そう!》
《倒れるなよ?》
《大丈夫大丈夫!》
《本当かよ(笑)》
《あ、ここで大丈夫!ありがとうございます》
《ん?おーまたな?》
《はい、また!》
そうして先輩とさよならして
アパートに到着
鍵を開けると、隣から雄星が出てきた
《空、自主練毎日お疲れ様!》
《ん。ありがとう》
《体調大丈夫?無理するなよ?》
《うん、だいじょー、、、、ぶ?》
《っと危ねえ!フラフラじゃんかよ
ほら。部屋入るぞ?》
《うん、ごめん。さっきも倒れそうになって
一樹先輩が助けてくれたんだ。》
ピクっと雄星が一樹先輩に反応する
《何もされてねぇーよな?》
《ないない。それに流石に弱ってる後輩に
手出さないでしょ》
《そ、そーだよな?》
そしてベッドまで肩を貸してくれる雄星
《ふーありがと雄星。疲れたー!》
《あんま無理するなよ?今日は早く寝ろよ?》
《ん、そうする。》
そして私はそのまま寝てしまう
《本当大丈夫かよ、、、、?》
サラッと空の髪を撫でる
タオルケットを被せて
《おやすみ空。》
チュッとおでこにキスをして
電気を消して
合鍵で鍵を閉める
《マジで大丈夫か、、、?》