【本編完結】夢から覚めたら、高校生に戻ってた!?  33歳三十路女の人生やり直しストーリー!


部活の練習中


今日も今日とてフルパワー!!


練習試合負けてられない!!





私はエースなのだから。


点を決めないと!!

決定率を上げるんだ!!




が、

クラッ、、、


《、?》


バターン!!


《空っ?!》

あずささんの声


ふわっと持ち上げられる


《空は俺が保健室連れてく!!誰か一緒に来てくれ!》





ドタバタとするバレー部

同時にエースが抜けたバスケ部も騒つく。






そして


ーーー、、、、








《、、、う、、、ん?》


《空!良かった!気づいた?!》

真由美がそばにいた


《もうオーバーワークだよ!!
毎日毎日自主練し過ぎ!!
あんだけ無理しちゃダメって言ったのに!!》


《ごめ、、ん》


《まぁ無事で良かった!!
あ!青山先輩にもお礼言いなよ?
倒れてすぐ、掛けつけてくれて
ここまで運んでくれたんだからね!
さっきまで居たんだけど、練習戻っちゃったから》


《一樹先輩が?お礼言わなきゃね。
でも怒られそう
無理するなって言われたのに》


《みんな心配してるよ!
あんたエースだからって背負い込み過ぎ!
大丈夫!次はウチが勝つよ!!》


《うん!!》



そうして

練習に戻ると、心配したみんなから

大丈夫かと言われ

無理するなと怒られて


今日は見学する事にした。


早めに帰ってゆっくり休もう






そして
帰り道



一樹先輩がいた


《一樹先輩!!》

《空?》


《今日はすみませんでした!》


《無理するなって言っただろ?
お前背追い込み過ぎ!
チカラ抜けって!大丈夫だから!》


《はい!ありがとうございます!》


《なぁ今日ちょっと早いし、時間ある?》


《?はい?ありますけど?》


《じゃあちょっと付き合ってよ?》


《どこに?》


《ちょっとそこまで!》


自然と手を引かれる


《ちょ、一樹先輩?!》








連れて来られた先は

いつかの公園。


今日は夕陽が綺麗だ。


《綺麗、、、》


《だろ?今日は綺麗だと思ったんだ!》


《でもなんでここに?》


《俺さ、バスケでエースだから
空の気持ちわかるよ?
俺もさ煮詰まる時あるんだ。
焦ってしまったりとかさ。

そーゆー時ここ来んの!
気分転換に!》


《気分転換か、、、

確かに煮詰まってたかも

決定率上げなきゃって無理してた》



《見てればわかるよ。
頑張ってんのもさ。
でも無理して潰れちゃ意味ないだろ?
俺らエースが潰れたらチームはどうなる?》


《、、、、っ》


確かにエースが潰れてどうする



《だからチカラ抜けよ!
あんだけ頑張ってたんだ
大丈夫だよ!空達なら!》


《うん。ありがとう》



ぎゅっと抱きしめられる


《頑張れよ!
あんま無茶はするなよな?》


《ん。ありがと》


《普通に抱きしめられてちゃダメだろー?
襲うぞ?》


《えっ?あ!ごめんなさい!》


《謝るなよ!空は隙だらけなんだよ!
部活中以外は!
俺、まだお前が好きなんだから油断するなよ?》


《う、うん?!》


《急に慌て過ぎー!何もしないよ。》


《そ、そか、、。》



《あれあれ?何?
ちょっと構って欲しい的な?》


《いや、違うし!》


《そう?寂しそうに見えたけど、キスでも期待した?クスッ》


《なっ!してませんー!!》


《ちょっとは寂しがれよ。》


少し複雑そうに見つめられる


《その顔ズルい》


《わかってるよ、空が弱い事くらい》


《尚更ズルい》


《ハハッ、まぁ元気出たろ?帰るか!》


《うん。》



そうして途中まで一緒に帰って



《空?》

《ん?》


チュッとおでこにキスされた


《なっ、、?!》


《じゃぁな!》


フッと笑って一樹先輩は去って行った



そして私も帰る


あ〜一樹先輩ズルい!




アパートのそばまできて

《空?》
と、呼ばれる

振り返れば

そこには雄星がいた


《あれ?今日自主練は?》


《オーバーワークで途中倒れちゃって
今日は早めに上がったの》


《倒れたって大丈夫?》

《うん、保健室でも体育館でも休んだから大丈夫!》


《そっか、良かった
実はちょっと心配してたんだ
こないだからフラフラで帰って来てたから》


《ごめんね、心配掛けて!
でももう大丈夫だから!》



《そか!帰ろう?》


《うん》



そうして

それぞれの部屋に入っていった


ふぅー



疲れた


今日はもう寝よう












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