【本編完結】夢から覚めたら、高校生に戻ってた!?  33歳三十路女の人生やり直しストーリー!


水分休憩も

十分な休憩もして

リフレッシュもした私は

気合い十分だ!


そして今日はユニフォーム

私は4番をもらった


エースナンバーだから
更に気合いも入る

T大のユニフォームは黒で
カッコいい

袖が短いのがちょっと恥ずかしいけど



そんな事より練習試合に集中!




《三浦を中心にいつも通りやってこい!》

監督が一言そう言う。


私が中心。


気合い入れなきゃ。



そして始まった試合


相手はやっぱり
私をマークしてブロックしてくる

そこをついて真琴さんにトスをあげる
あずささんは流石だ


私も負けじとブロックを打ち抜く!



《よっし!》

《空ナイス!》

みんなが声をかけてくれる


頑張らないと!!






そしてサーブ


練習してきた成果か

狙い通りの場所へボールは飛んでいき

アウトラインギリギリで落ちた。


サービスエース!!




私達はそこから調子を上げて


1セット目を先取した。



《ねぇあの子カッコよくない?
一年生だって》


《凄いよね!何点も決めてた》


そんな声はつゆ知らず


目線を感じ振り向けば


雄星、、、と


一樹先輩、、、


が、そこにはいた


私は二人に向かってピースして

コートチェンジに向かった。





二戦目

好調な滑り出し


ふいのバックアタックが決まる


よしっ!!


がしかし相手も負けじと追い上げてくる


デュースだ。


そこからは点取合戦

取っては取られの繰り返しで

27ー28

後一点!

そこで回ってきた私のサーブ


思いっきり打ち抜く!


相手のリベロが反応するも

ボールはリベロの手を弾きコート外へ



ピピー!!


勝った!!



やった!!




それから何戦かし

総合的には私達の勝ちに終わった




《《《ありがとうございました!!》》》






監督間での話


《いやぁ、そちらのエース三浦さん、
また育ちましたねぇ
ウチに欲しかったですよ》


《あの子は努力を惜しまない子ですから

あの子が入ったおかげでウチのチームも
やっとまとまりましたよ!
先に声かけてて良かったです》


《声掛けるの早すぎですよ
出遅れたじゃないですか(笑)》


《これも勝負ですよ(笑)》





ーーーー、、、、




水洗い場で顔を洗っていた私


ふわっとタオルをかけられた
この匂いは




顔を上げるとそこには



《一樹先輩、、、?》


《ん、お疲れ様!勝ったじゃん!
おめでと!》


《うん、ありがと、ってタオル!!》

《あぁ、良いの良いの、使って?》


《ありがと、、、。》


《ユニフォーム似合うな?》


《っ、、そ、そうっ?》


《あぁ、カッコいい。コートの中の空はカッコ良かった。
今は可愛いけど》



《なっ、、、っん?!》


キスされた!?


《やべー、このまま連れ去りたい》



《はぁっ、、、そうはさせませんよっ、、?》


慌てて走って来た雄星が先輩の後ろにいた


《一歩遅かったね。雄星くん?》

ギュッと抱きしめられる


《ちょっ、先輩?!》


《くっそ、、、毎回毎回
バスケ部だからって近いんだよ!》



《バレー部とバスケ部のエース同士で
良くない?クスッ》



《良くないですよ!!
何回でも言いますけど、空は俺の彼女ですから!》



《そう?今は俺の腕の中だけど?》


《返して下さい》


《嫌だって言ったら?》


《力づくでも奪います》



《ちょっ、先輩、、離して?》


《仕方ないなぁ。》


もう一度キスされる


《なっ!?》

雄星が反応する


《っ、、先輩?!》

《空さぁ、コートではおっかないのに
コート出たら隙だらけだよね?(笑)》


ふわっとタオルを取りながら
先輩は抱き締めていた腕を緩めて

そっと離した


《気をつけないと攫うよ?》


そう言って先輩は去って行った


《、、、、っ》


私はどうしたいんだ

先輩にもときめく自分がいる


ギュッ

と抱きしめられる


《雄星、、、、っふ》


《空、、隙ありすぎ、、、》


《ごめ、、》


何度も何度もキスされる



《それともわざと?
青山先輩のが好き?》


《、、、!?違っ、、!!》


《ごめん意地悪言った。
目の前でキスされてて嫉妬した

間に合わなかった自分にも腹立ってた
本当は青山先輩よりも先に
空に会いたかった》



《雄星、、、、。》



《ユニフォーム、緑川女子のも良かったけど、黒も似合ってる。カッコいいし、可愛い》


《ありがと。》


どっちにもときめくなんて
ずるいよね私

《雄星、、私、、》


《待って!言わないで!
わかってるから!でもお願い俺の側に居て。》



《雄星、、、。》






























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