成人女性
 きっかけは、音楽だけでなく俳優や文筆家としても知られる星野源さん。
 私は彼の音楽に出会ってから、彼と同じようにギターを抱えて弾き語りをしたいという憧れを持つようになり、幸いにも音楽に理解のある親を持ったことで、すぐにその願いは叶った。
 初心者用のアコースティックギターを買ってもらい初めは独学で学び、独学に限界がきたところで教室に通わせてもらった。
 このギター期間を通して私のギターの技術はめきめきと伸び、絶対音感も磨かれ、歌も練習するごとに上手になっていった。
 まさにこれこそ好きこそ物の上手なれというものだろうか。
 ギターに関しては、自分で弾き語りのカバーを録音してインターネットで公開したり、公募のコンテストに応募して人前で演奏したり、ピアノの時と同じように演奏会に出演したりしたこともあった。
 さらには一緒に教室でレッスンを受けていた人と一緒にデュエットを組んだこともあった。
 学校の音楽の授業でギターを持ってきて弾いたり、文化祭で弾き語りをしたこともある。
 高校では合唱部にも所属し、声楽的な歌の技術を身につけ、さらにこの部活でも人前で歌ったり、ギターを抱えて伴奏をしながら歌ったりということがあった。
 私にとっては、ギターが一番性に合っていて、ギター期間が私の中では精力的に活動した期間であったと思う。
 一時期はギターにとどまらず、DTM(デスクトップ・ミュージック)というパソコン上で打ち込んで作る音楽の作曲をしていた時もあった。

 私のプレイヤーとしての音楽遍歴はここでお終いである。
 どうしてお終いなのかというと、実は私は大の練習嫌いだからである。
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