婚約者の執愛
「舞凛」
「はい」

「大好きだよ」

「私も、律希様が大好きです」

「フフ…幸せ~」


「あの、律希様。
お願いがあります」

「ん?なぁに?」


「私と一緒に……」

「うん」

「死んでください……」


「━━━━━いいよ」

「ほんとですか?」



「でも、今はダメ!
まだ、舞凛と愛し合いたいから!」

「はい」

「でも、大丈夫。
死ぬ時は、一緒だよ!
いや、違うな!
ずっーーーーーと!僕達二人は、一緒!!」

「はい」



「さぁ、愛し合おう!
お互いしか考えられなくなるくらい深く繋がって、放れられなくなろ?」


二人の口唇が重なる。
お互い、貪り合う。
二人が繋がる。
お互いの名前と、愛の言葉を言い合って落ちていく。

毎日、毎日、毎日、毎日、毎日……………





そして二人は、お互いだけに落ちていく━━━━━━








これはヤンデレ婚約者・律希と、地味な舞凛の物語。











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