鳥籠の姫
女性スタッフに勧められたものは、リボンのついたチェック柄のピンク色の水着だ。普段、プールで遊ぶ際に着るのはワンピース型のため、露出の多いタイプの水着に恥ずかしさから美桜の顔は赤くなっていく。
「こ、こんなの絶対に似合わない……」
「いいえ!とってもお似合いです!どうぞ、お二人でごゆっくり楽しんでくださいね〜」
女性スタッフに手を引かれ、プールに続くドアが開かれる。強引にそのドアの向こうへ押し込まれ、体がふらついてしまった美桜を「大丈夫?」と言いながら香音人が抱き止める。香音人も水着を着ており、パーカーを羽織っているとはいえ、上半身は裸だ。美桜の中で恥ずかしさがさらに増していく。
(どこを見ればいいの?さっきから心臓がうるさい……)
香音人の体には、思っていたよりもしっかりと筋肉がついていた。だが、ボディービルダーのようなものではなく、モデルのようにつくところにしっかりとついているといった具合だ。
「水着、可愛いね。やっぱり貸し切りにして正解だったな。この姿を見ていいのは僕だけだから」
「こ、こんなの絶対に似合わない……」
「いいえ!とってもお似合いです!どうぞ、お二人でごゆっくり楽しんでくださいね〜」
女性スタッフに手を引かれ、プールに続くドアが開かれる。強引にそのドアの向こうへ押し込まれ、体がふらついてしまった美桜を「大丈夫?」と言いながら香音人が抱き止める。香音人も水着を着ており、パーカーを羽織っているとはいえ、上半身は裸だ。美桜の中で恥ずかしさがさらに増していく。
(どこを見ればいいの?さっきから心臓がうるさい……)
香音人の体には、思っていたよりもしっかりと筋肉がついていた。だが、ボディービルダーのようなものではなく、モデルのようにつくところにしっかりとついているといった具合だ。
「水着、可愛いね。やっぱり貸し切りにして正解だったな。この姿を見ていいのは僕だけだから」