ネックレスを贈ったけれど
 彼が毎日ネックレスをつけてくれているのは知っている。学校へ行ったとき、彼のシャツの首から見えているから。
 彼はよく首を触れるようになった。ネックレスを贈ってからだ。前はそんな癖は無かった。
 もしかしてかゆいんじゃ。

 似合うと思って贈ったけど、自分の押し付けだけじゃいけないから、代わりのプレゼントを買って彼を自分の家に呼んだ。
 そして今に至る。
< 3 / 6 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop