【短編】星の流れる夜に
「えー

でも
奢るのとデートは違うし…」


咲姫はもごもごと文句を言う


「それにさっき
俺のこと忘れてましたよね?」


「あっあれはいいって言ったじゃない!!」


「たしかに言いましたけど
許すとは一言も言ってないですよ?

もう半年も経つのに
覚えてもらえてないなんて…」


夜彦はわざとらしく泣き真似なんかし始める

< 16 / 44 >

この作品をシェア

pagetop