【短編】星の流れる夜に
2人でぼんやりと
星空を眺める


「今日は楽しかったっすねぇ」


ふいに夜彦が口を開く

咲姫は確かにと思った

始めこそは
無理やりに近い感じで
連れてこられたけれど
久しぶりのお祭りは楽しかった

それに
夜彦が流のことを
思い出させないように
気を使ってくれるのが
伝わってきてとても嬉しかった

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