【短編】星の流れる夜に
「もう
顔も見たくないっっ!!」


バシッっと定期を夜彦に投げつけ
咲姫は駆け出した


「咲姫ちゃんっ!!」


一瞬咲姫の足は止まったが
再び走り出す


嫌だ!!

もう傷つきたくない!!


先ほどまで堪えていた涙が
ぽろぽろと流れ出す

力の限り走ってたどり着いた先は
あの神社だった

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