【短編】星の流れる夜に
咲姫はクスリと笑みをこぼした

次々と浮かんでくるのは
どれも楽しい思い出ばかり…


あれ?

私…流に捨てられたことに
そんなにショックを受けていない?

じゃあ何で…!?


唐突に咲姫は理解した

ショックを受けたのは
夜彦にからかわれていたことに対して…


嘘…

私いつのまにか…


そして咲姫の心は
すでに夜彦に傾いていることを…


「自覚した途端失恋かぁ…」


咲姫はポツリとつぶやく


「咲姫ちゃんっ!!」

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