【短編】星の流れる夜に
夜彦は有無を言わせず
咲姫を抱きしめた
咲姫は驚いて動きを止める
「兄貴なんだっ!」
「えっ?」
いきなり聞こえた言葉に
咲姫は目を見開いた
「長谷川流は…
俺の兄貴なんだ…」
今度はゆっくりと
同じ言葉を繰り返した
「だって…名前…」
それだけをやっと声に出す
咲姫を抱きしめた
咲姫は驚いて動きを止める
「兄貴なんだっ!」
「えっ?」
いきなり聞こえた言葉に
咲姫は目を見開いた
「長谷川流は…
俺の兄貴なんだ…」
今度はゆっくりと
同じ言葉を繰り返した
「だって…名前…」
それだけをやっと声に出す