身も心も、満たしてくれるのは貴方だけなのに。
「ねぇハルト」

「ん?」

メニューを眺めていたハルトが顔を上げた。


わおっっっ…イ、イケメン。

え、こんなかっこいいの?

マッチングアプリのアイコンよりも何倍も増し増しじゃん!

「ねえ、ユキ、どうしたの?」

「あっ、えっと…今日なんでお誘いしてくれたの?」

「え?そんなの会ってみたいと思ったからに決まってんじゃん。じゃあ逆に、何で会いに来てくれたの?」

「それは……」

「怖くなかった?」

「ちょっと不安もあったけど、会ってみよっかなって思って。」

「会いに来てくれてありがとう!…あっ、何飲む?」


そういえばカフェに入って、まだ何も頼んでないというか何も決めてない!!

「あたしはメロンソーダで。」

「じゃあ俺はアイスココアにしよ。ベル押すね!」


♪。.:*・゜♪。ベル音.:*・゜♪。.:*・゜


店員さんが来て、アイスココアとメロンソーダをオーダーした。
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