契約夫婦を解消したはずなのに、凄腕パイロットは私を捕らえて離さない
「わかったら、二度と〝私なんか〟って言わないこと! 真田さんだって私と同じことを言うと思う。違う?」
「……そう、かも」
私らしく頑張ればいいって言ってくれた人だ、誠吾さんなら真琴と同じことを言うだろう。
「それに今、私に話したことを真田さんにもちゃんと伝えた?」
「まさか! 言えるわけないよ」
真琴だから打ち明けられただけ。誠吾さんになんて言えるわけがない。
「それがだめなの。だって凪咲は真田さんに愛されている自信がないから告白できないんでしょ? だったらちゃんと本人に伝えないと。相手と向き合わなければ、なにも変わらないよ」
そう言いながら真琴も自分のカクテルが入ったグラスを手に持った。
「凪咲には絶対に味方でいてくれる私がいるんだから、怖がらずに素直な思いを真田さんに伝えるべきだよ。そうすることで真田さんの本音に触れることができて、自信も持てるんじゃないのかな」
そんなこと、考えたこともなかった。だって誠吾さんは私に気持ちを伝えてくれているのに、信じることができないなんて言えるはずないじゃない?
「……そう、かも」
私らしく頑張ればいいって言ってくれた人だ、誠吾さんなら真琴と同じことを言うだろう。
「それに今、私に話したことを真田さんにもちゃんと伝えた?」
「まさか! 言えるわけないよ」
真琴だから打ち明けられただけ。誠吾さんになんて言えるわけがない。
「それがだめなの。だって凪咲は真田さんに愛されている自信がないから告白できないんでしょ? だったらちゃんと本人に伝えないと。相手と向き合わなければ、なにも変わらないよ」
そう言いながら真琴も自分のカクテルが入ったグラスを手に持った。
「凪咲には絶対に味方でいてくれる私がいるんだから、怖がらずに素直な思いを真田さんに伝えるべきだよ。そうすることで真田さんの本音に触れることができて、自信も持てるんじゃないのかな」
そんなこと、考えたこともなかった。だって誠吾さんは私に気持ちを伝えてくれているのに、信じることができないなんて言えるはずないじゃない?