ゆっくり、話そうか。
歯も磨かずに寝てしまっていたことに焦って、みんなを起こさないよう静かに洗面台で歯を磨いた時に確認した時刻は十二時半。
それから布団に入り、仕切り直して二度寝に入ったが眠れず。疲れがピークの時によくある、恐ろしいほど集中した深い眠りだったのだろう。
数時間しか寝ていないのに、しっかりぐっすり眠って清々しいときのあれ。
それが今のやよいの状況だ。
「あかん、ちょっと気分かえよ…」
ベッドから足を下ろし、窓の外を見る。
月が少し顔を出していて、なかなか幻想的だ。
少し外に出てみようかと、薄いカーデガンを引っ掻ける。
夜中に目を覚ました万智が心配してはいけないので、メモ用紙に外にいますと書いて枕元に残した。
静かにそっと、バックパックからおやつを取り出してポケットに忍ばせる。
それからみんなを起こさないようドアを明け、部屋を後にした。
外は静まり返っているのかと思いきや、教師用の宿舎からは宴会でもしているのか笑い声や話し声が聞こえてくる。
タフやなぁ。
自分はダウンして寝てしまったため、若者より年のいった教師達の酒盛馬力に感服である。
もしかしたら教師同士の親睦でカップル成立なんて事も、と、密かにすちゃらか担任の恋路を想像したり。
しかし、くっつける女性教師が思い浮かばずやむ無く中断。
それから布団に入り、仕切り直して二度寝に入ったが眠れず。疲れがピークの時によくある、恐ろしいほど集中した深い眠りだったのだろう。
数時間しか寝ていないのに、しっかりぐっすり眠って清々しいときのあれ。
それが今のやよいの状況だ。
「あかん、ちょっと気分かえよ…」
ベッドから足を下ろし、窓の外を見る。
月が少し顔を出していて、なかなか幻想的だ。
少し外に出てみようかと、薄いカーデガンを引っ掻ける。
夜中に目を覚ました万智が心配してはいけないので、メモ用紙に外にいますと書いて枕元に残した。
静かにそっと、バックパックからおやつを取り出してポケットに忍ばせる。
それからみんなを起こさないようドアを明け、部屋を後にした。
外は静まり返っているのかと思いきや、教師用の宿舎からは宴会でもしているのか笑い声や話し声が聞こえてくる。
タフやなぁ。
自分はダウンして寝てしまったため、若者より年のいった教師達の酒盛馬力に感服である。
もしかしたら教師同士の親睦でカップル成立なんて事も、と、密かにすちゃらか担任の恋路を想像したり。
しかし、くっつける女性教師が思い浮かばずやむ無く中断。