隣の君
親の都合で亜希も
一人暮らしをしている。
目がクリっとしてて
白い肌、俺よりずっと身長が
低い亜希。
俺の気持ちも知らねえで
毎日俺の部屋にやって来る。
『龍くんっ。このジュース飲んでいい?』
勝手に冷蔵庫を開けて
ジュースを飲んでる亜希。
『まだ俺何も言ってないのに飲んでんぢゃん。』
『んっ?ごめんごめん。あっ、そうだ!龍くん。勉強教えて!!』
と、ちょこちょこと
駆け寄って来て言う亜希。
『勉強?馬鹿に勉強教えるの嫌。』
と言いながらも内心
嬉しい俺。
『龍くんヒドっ!!ぢゃあ、いいもん!!』
プイッとふてくされて
亜希はそっぽを向いてしまった。
『亜希〜。亜希〜。』
何回呼んでもこっちを
向かない。
ふてくされてる亜希をも
可愛いと思ってしまう俺は
重症か?