入学初日にプロポーズされました
「なんか………うん」


「意味わからない」

曖昧な答えで一人頷く男



いつも通り?な様子を見ていると今朝のことは錯覚なのではと思えてきた



「…………もう」


隣の人がぶつぶつ一人でつぶやいていたが無視して授業に集中することにした


「……………………」





「希穂」

「ん?…………あれ、遥だ珍し」

放課後、思いがけない人物に話しかけられ、足を止める


あの男がいないうちに1人で帰ろうと思っていたのだ


学校ではほとんど話していなかったはずなのにどうしたのだろうか

< 115 / 182 >

この作品をシェア

pagetop