入学初日にプロポーズされました

「お前さ……」

「？」


言いにくそうに言葉に詰まる遥


「…………ちっ」

「どうしたの?」

不機嫌なのが珍しすぎて不安になってくる


「…………内田、」

「へ？」

「内田界人、あいつのことどう思ってるわけ？」


ぼそぼそと小さな声で早口で告げた遥

不機嫌なのがにじみ出ている



「………ど、う？」

「ずっとつきまとってきてるわけだろ？いやじゃねえの？」


「あ、うん、死ぬほどいや」



「じゃあ、あいつが無理矢理…！」

「なんかさ、自分でも分からなくなってるんだよね」



目を見開く遥にふ、と笑みを漏らす


きっと、心配しててくれてたんだよね

ずっと