入学初日にプロポーズされました
「あぁ、希穂ちゃん、僕の名前は内田綾世(うちだあやせ)よろしくね」


爽やかな笑みと共にお兄さんはドアの向こうへ消えた


それに内田界人は頭を抱えていた



綾世さん…かぁ……

…………………え?



「??」


不思議が重なり、さらに首をかしげる私の制服の裾をくい、と引かれた



目を向けると萊が眠そうにあくびをして、


「希穂、俺も戻る。」




「あ、うん、私、も……………?」


萊に続こうと足を踏み出すと腕を優しく掴まれた


振り返ると、内田界人が
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