入学初日にプロポーズされました
無言で近寄ってくるそいつに足が動かない
「希穂ちゃん、おまたせ」
「待ってない」
「素直じゃないね」
表情の戻ったそいつに緊張が解けたように体の力が抜ける
「事実、」
そう言い、再び歩き出す
それをあいつがついてくるのが合図のように静寂が喧騒に変化した
「最悪…」
入学して2日で目立ってしまった
高校からは目立たず暮らそうという願いがあっけなく壊れ、ため息を漏らす
………こいつはなぜ私につきまとってくるのだろうか…
「希穂ちゃん、おまたせ」
「待ってない」
「素直じゃないね」
表情の戻ったそいつに緊張が解けたように体の力が抜ける
「事実、」
そう言い、再び歩き出す
それをあいつがついてくるのが合図のように静寂が喧騒に変化した
「最悪…」
入学して2日で目立ってしまった
高校からは目立たず暮らそうという願いがあっけなく壊れ、ため息を漏らす
………こいつはなぜ私につきまとってくるのだろうか…