入学初日にプロポーズされました
*変人
「はぁぁ!?」
そんな声の方へ目を向ける
「お前っ…誰だよ!」
慌ただしい足音と共に鬼の形相が私の正面の男に向き合う
遥かたかい身長に気圧されるような顔をしたが、負けずにこちらをかばうようにして立った
「?
君の方こそ誰?」
内田界人は、微笑を消し、無表情で対峙している
その見慣れない表情に心臓がはねる
不思議な感覚…
今にも飛びかかりそうな“萊”に思わず手を伸ばす
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*変人