入学初日にプロポーズされました
「むり」

「無理じゃないっ…!萊が見てるでしょ!」

即答に即答で返す


が、力は強まるばかり

そして、ふっと笑みが振ってきた


「見てなければいいの?ならうち来る?」

「そう言う問題じゃない」

「そう言う問題でしょ、」


さらに強く抱きしめられ、声が漏れそうになる

本当に会話が噛み合わない男だ



絶句する萊は声が出なさそうだ


「もうっ…内田界人!はなして!」

すんなり離された

浮いていた踵が地面につく


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