入学初日にプロポーズされました
「し、知らんっ…!ってかはなしてっ…」

「……それはねっ!」


肩は離してもらえたが今度は顔を寄せられた

かなりの近さに体を反らす


「希穂がめちゃんこ可愛いからだよ!」


「ん?何を言ってるの?」

耳を疑い、目を丸くする


私が可愛い?

たしかに、双子の萊はかっこいいけど、二卵性で似てないからわたしは────



「何をしらばっくれてるの!
あんなイケメンの双子の弟がいて、顔そっくりで
美人じゃないわけないでしょう!?」

「……何言って…」



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