入学初日にプロポーズされました
「中学の頃に色々言われたんだろうけど!萊くんがかっこいいせいで!
けど、それは低レベルな中学生だったからだよ!?
高校生でこんな美人いじめる人いないから!」


早口でまくし立てるように語る愛ちゃん

情報量が多くて処理が追いつかない


低レベル…中学生…


「えっと…」

「ねぇ」

困惑して苦笑いを浮かべると同時に低い声に遮られた


スゴーく不機嫌な声



「俺の希穂ちゃんとらないでくれるかな?」

ぶっ飛んだ一言


“俺の”とか、そもそも私は誰のものでもないし…



だけど、低くて一瞬で教室の空気が変わった

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