入学初日にプロポーズされました
「いーや、よぶ」

「そう…」



「言われたことない?萊くんとかに」

「………ない、
けど………」

「けど!?」


グラウンドから目を離さず言葉を紡ぐ私の両脇に勢いよく2人が座った


「内田界人に言われたことある」

「ほら、ツンデレだ」

「あいつの言う事なんて信用ないでしょ」


指を鳴らし、笑った愛ちゃんに目を向ける

私の言うことに首を振り、眉を下げた


「最近実感しちゃったんだけど、ね和加奈」

「うん、嫌というほど思い知らされてる」

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