凄腕ドクターの子を妊娠したら、溢れるほどの愛で甘やかされています
「今カクテルを作るから」
キッチンに立った柊矢さんは腕まくりをして、リビングに入るドアの真ん前で手持ち無沙汰に棒立ちしている私に言った。
「柊矢さんが作って下さるんですか?」
「うん。飲みやすいからきっと気に入ってくれると思う」
「私も手伝います」
冷蔵庫の中から材料を取り出している柊矢さんの近くに私は歩み寄る。
柊矢さんはカクテルシェイカーに琥珀色の液体を瓶から注いだ。
「これはラム酒で、あとは……」
パイナップルジュースとココナッツミルクを入れたら、氷を加え、蓋を閉める。そして手早くシェイクした。
「すごい、本格的ですね!」
シェイカーを振る柊矢さんは、バーテンダーさながら様になっていてカッコいい。
きっと柊矢さんが働いているお店があったら、連日女の子のお客さんで大盛況だろう。
「できたよ」
柊矢さんはクラッシュした氷が入ったグラスに、出来立てのカクテルを注ぐ。
「どうぞ」
グラスを差し出され、私はゆっくりと口をつけた。
「いただきます」
一口飲み込むと、パイナップルが爽やかでとっても美味しい。ココナッツの風味がトロピカルな味わいで、病みつきになりそう。
「どう?」
「飲みやすくてとっても美味しいです!」
「良かった」
満足気に言った柊矢さんは自分のグラスにラム酒を注ぎ、ソーダで割ったものを口に運ぶ。
初めての美味しさにすぐにグラスを空にした私に、柊矢さんがニ杯目を作ってくれた。
「どんどんいけちゃいそうです。カクテルはよく作るんですか?」
尋ねた私を柊矢さんはソファに誘導した。
「たまにね。ピナコラーダは紗衣さんのために用意してたものだけど」
「わざわざありがとうございます。このカクテル、ピナコラーダっていうんですね」
ソファに移動して、私はグラスを煽る。
すでに半分くらいまで水位を減らしていた。
キッチンに立った柊矢さんは腕まくりをして、リビングに入るドアの真ん前で手持ち無沙汰に棒立ちしている私に言った。
「柊矢さんが作って下さるんですか?」
「うん。飲みやすいからきっと気に入ってくれると思う」
「私も手伝います」
冷蔵庫の中から材料を取り出している柊矢さんの近くに私は歩み寄る。
柊矢さんはカクテルシェイカーに琥珀色の液体を瓶から注いだ。
「これはラム酒で、あとは……」
パイナップルジュースとココナッツミルクを入れたら、氷を加え、蓋を閉める。そして手早くシェイクした。
「すごい、本格的ですね!」
シェイカーを振る柊矢さんは、バーテンダーさながら様になっていてカッコいい。
きっと柊矢さんが働いているお店があったら、連日女の子のお客さんで大盛況だろう。
「できたよ」
柊矢さんはクラッシュした氷が入ったグラスに、出来立てのカクテルを注ぐ。
「どうぞ」
グラスを差し出され、私はゆっくりと口をつけた。
「いただきます」
一口飲み込むと、パイナップルが爽やかでとっても美味しい。ココナッツの風味がトロピカルな味わいで、病みつきになりそう。
「どう?」
「飲みやすくてとっても美味しいです!」
「良かった」
満足気に言った柊矢さんは自分のグラスにラム酒を注ぎ、ソーダで割ったものを口に運ぶ。
初めての美味しさにすぐにグラスを空にした私に、柊矢さんがニ杯目を作ってくれた。
「どんどんいけちゃいそうです。カクテルはよく作るんですか?」
尋ねた私を柊矢さんはソファに誘導した。
「たまにね。ピナコラーダは紗衣さんのために用意してたものだけど」
「わざわざありがとうございます。このカクテル、ピナコラーダっていうんですね」
ソファに移動して、私はグラスを煽る。
すでに半分くらいまで水位を減らしていた。