エリート警察官は彼女を逃がさない

「美緒の方が大変だったんだ。これぐらいなんでもないよ」
そういうと、私のベッドに腰を下ろし私の髪を撫でる。蕩けそうな瞳で私を見つめると、征爾さんはそっとキスをする。
少しだけ深くなったキスに、私は慌ててしまう。

「あー、やばい。また抱きたくなるところだった」
ギュッと抱きしめられて私はその腕の中でクスクスと笑う。
「もう少し待ってね。私だって……」

「美緒、ストップ。本当にこんなところでやばいから」
真っ赤になって口元を覆う征爾さんを見て、私は声をあげて笑ってしまった。
こんな彼を見ることができるのも、私だけの特権だ。

「ずっと家族を守っていく。だからずっと俺の隣で笑っていて」
「はい」
私は笑顔で返事を返すと、征爾さんにキスをした。
これから私たちの新しい生活が始まる。

End








< 74 / 74 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:224

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

強引な副社長との政略結婚は甘すぎます

総文字数/79,233

恋愛(純愛)218ページ

表紙を見る
Will you marry me?

総文字数/18,355

恋愛(純愛)45ページ

表紙を見る
パパになった冷徹御曹司の溺愛は止まらない!~内緒の赤ちゃんごと、独占欲全開で娶られました~
  • 書籍化作品
[原題]愛のない一夜からはじまる御曹司の切愛

総文字数/80,271

恋愛(純愛)251ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop