不登校になった話



不登校になってから、しばらくの間は、たまに学校に行ったりもしていた。


教室まで行ったが、みんなの視線が怖くて、トイレに逃げ込んで、先生が来て、帰ることになったりした。


その後、少し外に出てみれば、みんなが自分を見ているようで怖くなり、外出すらしなくなった。


昼間はほとんど寝ていた。


寝ていれば何も考えずに済むから。


金曜日には、担任の先生が家まで、プリントなどを渡しに来てくれていた。


最初は顔を出していた私も、あとから、会わなくなった。


金曜日は私にとって嫌いな曜日となっていた。


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