不登校になった話
変化
おそらく、この頃からだと思う。
入部して少し経ったこの頃から、私は、髪を抜く癖が出始めた。
抜毛癖というそれは、私にとって快感を得るもので、小さなストレス発散するもので、私に苦を与えるものだった。
そもそも、抜毛癖とは、その名の通り、髪の毛を抜くものになる。
抜毛症とも呼ばれ、毛を抜く直前に緊張していたり、不安を抱いていて、それを落ち着かせるために毛を抜くという。
私は、実際に抜毛癖だと言われた訳では無いけど、私のこれは、抜毛癖だと思う。
ふと、1人になった時、ぼーっとして、気がついたら散らばっている髪の毛。
抜いたらダメだと思っても、抜くときの気持ちよさもあり、結局は抜いてしまっていて。
それの繰り返しだった。