冬の夜、君と2人で。
「無難にこういうのとかで良いんじゃない?」
結局、中学生の妹ちゃんには、可愛くて実用性のある文房具セット。
小学生の妹ちゃんには、手のひらに乗るサイズのぬいぐるみ。
買ってから、無難すぎて面白味が一切ないけど大丈夫なんだろうか……。と不安になった。
「こんなので大丈夫かな? ごめんね、センスなくて……」
私がそう謝ると、冬夜くんは首を横に振った。
「僕はこういうの好きだよ? 2人もこういうの好きそうだし」
そうだといいんだけど、と苦笑いをかえす。
「これからどうする?」
急にそう聞いてくる冬夜くん。
買い物はもうしちゃったしな……。
因みに、今は3時くらい。
3時かぁ。どこかにスイーツでも食べに行きたいところだけど、お昼ごはん(?)に大量のケーキを食べたばかりだ。
そう考えてたら、頭の中にとある画像が出てきた。
今日の朝、食べたくて写真とかを調べてたもの。
「冬夜くん、良ければ、これとかどう……?」