冬の夜、君と2人で。
「なに言ってんの」
と、冬夜くんっ?
「俺は……“弥生だから”いいんだよ。それに、釣り合ってないのは俺の方だ」
冬夜くん……もしかして、怒ってる……?
私の、為……?
なんて、そんな訳ないか。
従兄妹だから、だよね。
でも、私だからいいって、どういうこと……?
「と、冬夜くん……っ?」
「何言ってるんですか冬夜様っ! こんな落ちぶれた一家と付き合うよりも、私の方が家柄は上ですよ!」
やっぱり、そうなるのか……。
私は、ずっと、家柄が良くないと言われ続けていた。
と、冬夜くんっ?
「俺は……“弥生だから”いいんだよ。それに、釣り合ってないのは俺の方だ」
冬夜くん……もしかして、怒ってる……?
私の、為……?
なんて、そんな訳ないか。
従兄妹だから、だよね。
でも、私だからいいって、どういうこと……?
「と、冬夜くん……っ?」
「何言ってるんですか冬夜様っ! こんな落ちぶれた一家と付き合うよりも、私の方が家柄は上ですよ!」
やっぱり、そうなるのか……。
私は、ずっと、家柄が良くないと言われ続けていた。