冬の夜、君と2人で。
第2章
待ち合わせしたのが朝の10時というのもあり、先に早いけどお昼ご飯を食べようという話になった。
「弥生は何がいい?」
そういうことを聞いてくる辺りもモテる要因なんだろう。うん。
「まぁ、別にそこまでこだわりないから(冬夜くんと一緒なら)何でもいいよ」
そう答えたけど、一番困る回答をしたかもしれない……。
とっさに出た答えだったけど、困らせたかもしれないという不安で、なんとか食べたいものを導き出そうとした時。
「じゃあさ! 俺、弥生と一緒に行ってみたい所あったんだけど、どう?」
「へっ?」
『弥生と一緒に』という言葉に変な声が出てしまったが、それが嬉しかった。
でっ、でも!
そんなの冗談に決まってる……!
冬夜くん凄くモテるし、リップサービスみたいなのもんだよね。きっと。
そう思ったら、何故だか胸がズキンと痛んだ。
これは、きっと気のせいだ。
「弥生は何がいい?」
そういうことを聞いてくる辺りもモテる要因なんだろう。うん。
「まぁ、別にそこまでこだわりないから(冬夜くんと一緒なら)何でもいいよ」
そう答えたけど、一番困る回答をしたかもしれない……。
とっさに出た答えだったけど、困らせたかもしれないという不安で、なんとか食べたいものを導き出そうとした時。
「じゃあさ! 俺、弥生と一緒に行ってみたい所あったんだけど、どう?」
「へっ?」
『弥生と一緒に』という言葉に変な声が出てしまったが、それが嬉しかった。
でっ、でも!
そんなの冗談に決まってる……!
冬夜くん凄くモテるし、リップサービスみたいなのもんだよね。きっと。
そう思ったら、何故だか胸がズキンと痛んだ。
これは、きっと気のせいだ。