冬の夜、君と2人で。
第3章
「弥生、そろそろお店出よっか?」
その冬夜くんの言葉で、私の思考は現実に戻される。
気がつけば、バイキングの制限時間が近づいていた。
冬夜くんを見れば、冬夜くんのお皿は空になっていて、もうお店を出る準備ができている。
それに対して私は、黙々とケーキをむさぼっていたらしい。
その証拠に、手はお洒落なフォークを持っていた。
もちろん、準備なんてできている訳がない。
「ごっ、ごめん! 今準備する!」
自分でも思ったより大きい声が出てしまい、それにびっくりしていると、
「ゆっくりでいいよ。急かすつもりはなかったんだけどね……」
と、冬夜くんが苦笑いで答える。
それでも、できるだけ急いで準備を済ませると、2人でお店を出た。
その冬夜くんの言葉で、私の思考は現実に戻される。
気がつけば、バイキングの制限時間が近づいていた。
冬夜くんを見れば、冬夜くんのお皿は空になっていて、もうお店を出る準備ができている。
それに対して私は、黙々とケーキをむさぼっていたらしい。
その証拠に、手はお洒落なフォークを持っていた。
もちろん、準備なんてできている訳がない。
「ごっ、ごめん! 今準備する!」
自分でも思ったより大きい声が出てしまい、それにびっくりしていると、
「ゆっくりでいいよ。急かすつもりはなかったんだけどね……」
と、冬夜くんが苦笑いで答える。
それでも、できるだけ急いで準備を済ませると、2人でお店を出た。