溺愛体質の先輩が甘くするのは私だけ。
出会い、お気に入り

先輩との出会いは必然で

今日から待ちに待った中学生活が開始!


いまは入学式に向かっているところ。


けど……。


「ここ、どこ……!?」


学校に着くまでに、道に迷ってしまったのだ。


「……!キミ、新1年生?大丈夫?」

「あ、ま、迷ってしまって……」


わぁ……ずいぶんの美形さんだなぁ。


小さな顔、二重の目、白い肌、茶色い髪の毛。

ほんと……漫画の中から飛び出してきた王子様みたいだ。

ってそうじゃなくて!!


「学校って、夜桜中?」

「あ、そうです!!」

「じゃあ僕もその学園だから、一緒に行こっか」

「あ、ありがとうございます……!!」


よかった……。


ふぅと胸を撫で下ろし歩き始める。
< 1 / 150 >

この作品をシェア

pagetop