溺愛体質の先輩が甘くするのは私だけ。
……休み時間に図書室……。
いいかもしれない。
会えたら、もう私たちをからかわないでって伝えることができる……!!
よし、あとで説得しに行こう……!!
*
そして、迎えた休み時間。
ピコンッ!
再びスマホが鳴ったけれど、後ででいっか。
そう思い、図書室へと急いだ。
——ガラガラッ!
「白鷺さんっ!!!」
「あ、真白ちゃん。早かったね」
「わ、私も、お話したいことがあります……!!はぁ……はぁ……」
つ、疲れた……走ってきちゃったから……。
それに……なんだか、クラクラする……。
「?真白ちゃん……?」
「あ、あのっ……はぁ……はぁ……もう、私たちにちょっかいをかけるのは——」
あ、れ……力、が……。
スーッと力が抜けていって、立っているのが辛くなった頃。
ぎゅっと、誰かに抱き止められるような感覚が走る。
けれど、視界がぼやけていて、相手が誰なのかはわからない。
「真白ちゃん、大丈夫?!」
この声は、先輩ではない。
「……っ!!!真白!!」
けれど……次に聞こえたこの声は、紛れもなく先輩だ。
「な、なにやってるんだよ!!!」
先輩、怒ってる……?
いいかもしれない。
会えたら、もう私たちをからかわないでって伝えることができる……!!
よし、あとで説得しに行こう……!!
*
そして、迎えた休み時間。
ピコンッ!
再びスマホが鳴ったけれど、後ででいっか。
そう思い、図書室へと急いだ。
——ガラガラッ!
「白鷺さんっ!!!」
「あ、真白ちゃん。早かったね」
「わ、私も、お話したいことがあります……!!はぁ……はぁ……」
つ、疲れた……走ってきちゃったから……。
それに……なんだか、クラクラする……。
「?真白ちゃん……?」
「あ、あのっ……はぁ……はぁ……もう、私たちにちょっかいをかけるのは——」
あ、れ……力、が……。
スーッと力が抜けていって、立っているのが辛くなった頃。
ぎゅっと、誰かに抱き止められるような感覚が走る。
けれど、視界がぼやけていて、相手が誰なのかはわからない。
「真白ちゃん、大丈夫?!」
この声は、先輩ではない。
「……っ!!!真白!!」
けれど……次に聞こえたこの声は、紛れもなく先輩だ。
「な、なにやってるんだよ!!!」
先輩、怒ってる……?