溺愛体質の先輩が甘くするのは私だけ。
ふわっと微笑んでくれた先輩は、まるで王子様のようだった。
「真白ちゃんってくま好きなの?」
「!はい!な、なんでわかったんですか……!?」
そんなこと言ってなかったのに……!
「ふふっ、カバンにくまのキーホルダーが付いてたからもしかしたらなーって」
「そ、そうだったんですね……!!」
すごい観察力だなぁ。
「……あ。見えてきたね高校」
「本当だ!」
よかった……。
ほっとしてついため息をつく。
にしても、本当に先輩が助けてくれてよかったなぁ。
それから校門を通ったところだった。
「じゃあ、僕はここで。バイバイ」
「あ、ありがとうございました!」
優しく微笑んで手を振ってくれた先輩に私も精一杯手をふり返した。
そんなことを思いながら、私は無事入学式を終えることができた。
「真白ちゃんってくま好きなの?」
「!はい!な、なんでわかったんですか……!?」
そんなこと言ってなかったのに……!
「ふふっ、カバンにくまのキーホルダーが付いてたからもしかしたらなーって」
「そ、そうだったんですね……!!」
すごい観察力だなぁ。
「……あ。見えてきたね高校」
「本当だ!」
よかった……。
ほっとしてついため息をつく。
にしても、本当に先輩が助けてくれてよかったなぁ。
それから校門を通ったところだった。
「じゃあ、僕はここで。バイバイ」
「あ、ありがとうございました!」
優しく微笑んで手を振ってくれた先輩に私も精一杯手をふり返した。
そんなことを思いながら、私は無事入学式を終えることができた。